固定概念
あけおめです~
本年も気が乗りましたら更新していく次第でございますが、よろしくお願いいたします。
さて、世の中の何かを変えたいと思うなら、人々の頭の中のイメージ・固定概念・先入観を変えねばいけないと思います。
先入観や固定概念が生まれる理由としては、
その物事が繰り返されていくうちに、いつの間にか当たり前となってしまうからだと思います。
商業的に「ある時期だけに」「この品種は」と『特別感』を出すためにその物事をある条件をつけて繰り返し行っているとそれが人々に強く印象付けられて、本来その事柄が持つべき姿と違う何かにすり替わってしまうのかなと。
だからこそ、「これはおかしい」と違和感に気づき始める人が現われるんですよね。
ただ、その下に埋もれてしまった本質を再度世間に認識させていくためには新しい発信の仕方が必要で、そのやり方には『発想』が重要になってくるのだと思います。
人々に気づかせるためには、まず、なぜそれが当たり前となってしまったのかという経緯や背景を探ること、それが『過去に聞く』ということで、そこから固定概念・先入観を崩すためには何をすべきかを考える。
これは新しいものを生み出すというより、システムを是正するに近いですかね。
その是正していくプロセスの中で新しいものが生み出されていく感じですね。
と、ここでこう思ったのも、お正月では所々でお箏の音色が聞こえてくるんですよね。
年初めは大好きです。世間で一番日本文化が溢れ出て日本らしくなるからです。
どこに行っても和楽器の音が聞こえてくる。いいですよね~
けども、部活の先輩から「お箏といったらお正月というイメージをなくしたい。」
という話を以前から聞いていて、ふと上記の考えが浮かんだのです。
お正月だけに箏曲を商店街やスーパー、テレビ局も多用するから人々もお箏=お正月という先入観が生まれたのではないかと。
世間が考えるよりもお正月っぽくない、きれいでカッコいい曲はたくさんあるのですよ。
だけども普段からそういった曲を聴く機会がなく、聞くとしたら演奏会に行くという行動を取らないといけないんですよね。
お正月ではそうした行動をせずとも耳に入ってくる状態。
だから、お箏の音色=お正月が定着してしまったのかと。
先輩は「音楽をしないからだ」という視点でメスを入れてましたが、
今回、私はそういう視点を持ちました。
まぁ、先輩の視点としては「音楽として楽器として箏が認識される世界」といっているので、ちょっと違うかもですけどね。
巷で噂の和楽器バンドがそういった印象をどう変えてくれるか少し楽しみでございます。
まぁ、内容としてはお箏に限らずブランド化という部分でも同じように思ったところです。
すべてとは言い切れませんが、そうした『特別感』を出して商品を売り出していくのは、新たな市場開拓としてはアリだと思います。しかし、本来のあるべき姿をすり替えてまでやることなのかなぁと思う今日この頃です。